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研究紹介

角膜

メディカル網膜/眼炎症

神経眼科/小児眼科

緑内障

サージカル網膜

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角 膜
メディカル網膜/眼炎症
神経眼科/小児眼科
緑内障
サージカル網膜

1. 高侵達光干渉断層計(HP-OCT)

当科では、高侵達光干渉断層計(HP-OCT)を用いた臨床研究を行っており、難治性網膜疾患や緑内障の診断や病態解明に役立てています。特に脈絡膜を根源とする加齢黄斑変性、中心性漿液性脈絡網膜症、強度近視、正常眼圧緑内障などの診断や予後判定に有用とされています。

2. 活性化プロテインC(APC)

最近の約10年、網膜静脈閉塞症に対し、血栓溶解剤である組織プラスミノーゲンアクチベーター(tPA)の臨床応用を検討してきました。硝子体手術を併用した閉塞網膜血管内への直接注入術や、ステロイドとの同時硝子体内投与の臨床試験を行い、評価しました。そして、活性化プロテインC(APC)の網膜保護作用を見出し、現在医師主導型の臨床試験中です。これまで全く治療法のなかった高度閉塞症例に対し、半数近くで視力改善が得られ、広範囲の虚血部位に再灌流が得られた症例もでてきました。この結果は、網膜静脈閉塞症のみならず糖尿病網膜症も含めた虚血性網膜疾患に対する血流再建に大きな一歩となると確信しています。

3. 人工視覚手術術式の開発

当院における人工視覚の仕組みは、眼球後方の強膜にポケットを作成し、そこに電極を挿入し、そこから網膜の細胞を電気刺激することにより、人工的に視覚を得ようとするものです。このシステムを脈絡膜上経網膜電気刺激型人工視覚と言い、我が国独自のシステムです。もう一つ我々が開発中のシステムに、視神経刺激型人工視覚があります。いずれもすでに実際に網膜色素変性に対する臨床試験が始まっています。サージカル網膜クリニックでは、これらのシステムにおける眼科領域の手術術式を開発しています。

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