エキシマレーザー屈折矯正手術のしくみ

現在、日本で主流の屈折矯正手術は、エキシマレーザーを使って角膜の形を変えることによって、近視や乱視を軽くする手術です。

エキシマレーザーは紫外線のレーザーで、ミクロの単位で組織を蒸発させ、正確に削ることができます。近視の場合は、角膜の中央をその度数に応じて扁平にします。逆に遠視の場合は周辺を削り、中央のカーブを急にします。

手術成績としては、次の手術を受けるための条件を満たす近視の場合、90%以上の人が裸眼視力0.5以上となり、50%から70%の人が、裸眼視力1.0以上になります。

屈折矯正手術を受けるための条件

20歳以上

近視や乱視が進行していない

近視の度数は-7Dまでが理想的で、-10D付近が限度

手術後定期的に受診できる

眼鏡やコンタクトレンズで困っている

手術の利点だけでなく欠点も理解している

手術前に2〜3週間コンタクトレンズを中止できる

他に目の病気がない(円錐角膜、重症のドライアイ、緑内障、白内障等)

ケロイド体質でない

精神科で薬をもらっていない

膠原病、自己免疫疾患、重症の糖尿病がない